ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)

1931~2006
60年代、日本ではソニー・クラークのCool Struttin’、マル・ウォルドロン のLeft Aloneにおけるソロで人気を博した。
元々はパーカーの影響を受け、ビバップハードバップスタイル。
セロニアス・モンクバド・パウエルの薫陶も受け、チャーリー・ミンガスのグループに参加するなど
保守的なスタイルから脱皮しようと模索も続け、60年代以降オーネット・コールマンなどフリー・ジャズの影響で
急速に変貌し、旧来のスタイルを望むオールド・ファンからは失望の声が上がった。
麻薬常習の経歴により、実演のためのキャバレー・カードがないため、活躍の舞台はほぼレコーディングに
限定されていたが、68年に経営陣が替わったブルー・ノートに契約を打ち切られ、引退状態へ。
73年に活動を再開、最晩年は新しいスタイルへのこだわりも消え、落ちついたケレンミのない演奏が
ファンを安心させた。ジャズの歴史をそのまま体現するような経歴の持ち主。
ドラマーのトニー・ウィリアムスを見出し、マイルスに紹介したのは彼。

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