バド・パウエル(Bud Powell)

1924~1966
セロニアス・モンクと共に、ピアノでビバップ・スタイルを確立する。中でも日本ではCleopatra’s Dreamが人気。パーカーに対抗し、その右手はビバップのフレーズを見事に実現したが、左手はかつてのストライド・ピアノ からの伝統である比較的シンプルなもので、中低音域を中心にした打楽器的な使用にこだわった。トリオ演奏においては、このスタイルは右手の自由度を保証し、左手はカウンター・ライン (対旋律)的な効果を発揮するが、管楽器との相性や、その後のビル・エヴァンス などによるモダン・ハーモニーの浸透により、現在はあまり見られなくなった。
ソニー・クラーク
ホレス・シルヴァー
バリー・ハリス


(Cleopatra’s Dream)
アルコール中毒、麻薬中毒などの持病を抱え、40年代後半より精神障害にも悩み、51〜53年は活動を中断、59年にパリへ移住し活動の拠点を移す。63年にレコーディングのために一時帰国したが結核にかかり、そのまま66年米国で亡くなる。
その経緯をパリでの友人、フランシス・ポードラが本にし、映画「ラウンド・ミッドナイト」で友人でもあるデクスター・ゴードンがサクソフォニストとしてパウエルの役を演じている。
この映画、ストーリーはともかく、ミュージシャンの日常、楽屋、リハーサル風景などがとてもリアルで一見の価値あり。


映画
(Round Midnight)

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