チック・コリア(Chick Corea)

1941~
現代のモダンジャズピアニストでハービー・ハンコックと並ぶ「巨匠」の一人。元々ファンキー、ラテン色の強いホレス・シルバー、ティト・プエンテの影響を受け、66年にTones for Joan’s Bonesでデビュー、68年にNow He Sings, Now He Sobsが大ヒット、ハービー・ハンコックの後釜として、マイルスのグループに参加。その後、フリージャズへと傾注していくが、71年に突如としてポップス色の強いフュージョン バンド、Return to Foreverを結成、これがまた大ヒットとなった。ともすればジャズもフュージョンも難解な前衛音楽の方へ向き、マーケットを失いかけていた時期に一大インパクトを与え、アコースティックなジャズもポップなフュージョンもこれをきっかけに勢いづく。ある意味、師匠格のホレス・シルバーのファンキー・ジャズを70年代によみがえらせたともいえる。La Fiesta、Spainなどのラテン色フュージョンナンバー、Windows、Tones For Joan’s Bones、Lithaなどのジャズナンバーなど他のミュージシャンがカバーする曲も多数。
インナー・スペイス収録の『Tones for Joan’s Bones』と『Windows』は特にお薦めです。
特にお薦め


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