ニールス・へニング・エルステッド*ペデルセン (Niels-Henning Orsted Pedersen)

1946~2005
70年代に入ると、ジャズ・ベースはまたひとつ大きな技術革新を遂げることになるが、それはこの時期にクラシックの伝統的テクニックを身に付けたヨーロッパ出身者が、複数ジャズ界に参入したことによる影響も大きい。 ペデルセンはそれに先んずること約10年前に、その可能性を強烈に示唆したデンマークの天才的ベースプレイヤーで、ケニー・ドリュー*、デクスター・ゴードンビル・エヴァンス他多数の一流プレイヤーから引っ張りだこになった。

幼少の頃からピアノを学び、十代でベースに転向、14歳ですでにプロ活動を始め、17歳でコペンハーゲンのカフェ・モンマルトルでレギュラープレイヤーとなるが、デンマーク在住を好み、カウント・ベイシーオスカー・ピーターソンからのレギュラーメンバー入りを断っている。デンマーク定住を基本とする活躍はその後のヨーロッパ・ジャズの隆盛にも大きな貢献となった。

オスカー・ピーターソン、ジョー・パスとの共演が有名。
2005年に心臓病で急死。

*当サイト内での「Niels-Henning Orsted Pedersen」中の「Orsted」の表記に関して、 WEBでは表示されない文字を含むため、実際の正しい表記とは異なります。

(The Trio 1973)

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